足利将軍は軟弱なのか?
室町幕府って軟弱なイメージがあるのではないでしょうか?徳川幕府は強力な力があったが室町幕府は軟弱なイメージがある人が多いかと思います。戦国時代の時の、ほとんど権力が皆無に等しい状態になったのもイメージを下げているかと思うのです。
室町幕府を築いた足利尊氏でさえマイナーな気もします。故人である阿佐田哲也氏はばくち打ちには足利尊氏が一番向いているという話もありましたが、源頼朝や徳川家康に比べると印象が薄いです。
周りの大名などを完全に抑えることが出来ていない印象があります。
軟弱なイメージが強い足利幕府の将軍ではありますが、実際には個性が強い将軍も多く存在することが分かりました。
足利義輝などは、剣豪将軍とも呼ばれていて武術でいえばもっとも強い人と呼ばれています。将軍ですが剣術はピカイチなのです。
最後は愛刀と共に敵をばっさばっさ斬ったようですが、横死しています。将軍であれば自ら強い必要はなく、剣豪の部下を持っていた方が良いかも知れないという意見もあります。
他にも、おみくじで決まった将軍もいます。足利義教です。この将軍は恐怖政治を引き最後は暗殺されてしまいますが、各地の大名勢力の弱体化に成功しています。
名前はそれほど有名ではありませんが、恐怖政治をしいたかなり強硬派の将軍です。
室町幕府の将軍と言えば足利義満が有名だと思います。一休さんだと、とんちでやられてばかりの間抜けな将軍に見えるかも知れませんが、実際の足利義満はかなり血なまぐさい将軍でもあります。
他の大名の対立や跡継ぎ問題などにも積極的に手を出したり、反乱を起こさせたりして大名の勢力の減少させることに成功しました。
大名の対立などに積極的に仲裁も行い将軍としての権力も保っていたようです。
最後の将軍である足利義昭などは、勢力は大したことはなかったのですが、政治力?を使い信長包囲網などをやっています。
最後の最後まで意地を見せてくれた感じです。でも、足利将軍って、結構、調べてみると個性が強い人が多い気がします。
大名同士の対立などを利用したり仲裁したりで絶大な権力を誇っていたともされています。
地味な感じもありますが、調べて見れば面白いかも知れませんね。
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